行ってきました!山本理子さんの展示会 (広島)

こんにちは。

クチュールジュエリーブランド

『churie ~チュリエ~』 デザイナーのkoyukiです。

以前、ブログでご紹介しました

山本理子さんの展示会を観るために、

先週、広島へ行ってきました。

はじめに感想を言ってしまうと、

「広島まで伺って本当によかった!!」と思いました。

さまざまな方がブログやフェイスブックなどで

写真をアップされていたので、

雰囲気はわかっていたのですが、

実物を見て、圧巻!

理子さんの作り出す、

物語の世界の深さ、創造性の豊かさに感動しました。

時にアーティストは、その世界観が独創的過ぎて

感覚を共有しづらいときがありますが、

理子さんは、

作品を通して「神話」というものを、

わかりやすく、親しみやすく表現してくれていました。

その一つに、

今回は私たちゲストがその物語に参加できるような

“仕掛け”が用意されていました。

展示会場となった 日本銀行 旧広島支店

その地下にある重厚な扉を持つ金庫室の中、

作品は、

足元からの薄い灯りで、浮かび上がるように並べられていました。

通路は、作品の間を縫うように作られているのですが、

そこを通る際、ゲスト一人ひとりが

事前に渡されたペンライトや懐中電灯で作品を照らしながら

観ていくというスタイル。

作品は、300体。

細く長い柱のようなものの上に、

さまざまな様相をした“切り絵”の神様がいました。

Riko1

Riko2

 

その一つ一つを照らすと、

切り絵の細かなカットがわかるだけでなく、

作品の影が壁に照らし出され、

ライトを動かすと、影が大きくなったり小さくなったりします。

BGMの神楽の音楽とともに、

作品と影が踊りを舞っているようにみえるのです!

Riko5 Riko4

 

土台となる柱は、

それぞれ高さが異なり、密集して立っているので、

腰を下ろして見上げると、

まるで闇夜の森の中に迷い込んだようで、

その森の木の上で神様が踊っているように見えました。

その神様たちの姿は、Riko6

動物、昆虫、魚、人間などの様相や、

1つの作品の中に、

人の顔+動物 のように

混ざり合ったものもありました。

「人間も動物も命の価値は同じ

ということを表現したかった」

と、理子さんが仰っていました。

それぞれの作品は、

切り絵とは思えないほどの細かいカットで、

すばらしかったです。

「作品展、東京では開催しないのですか?」

と質問したところ、

「この作品は、

この時期、この場所のために作り上げたものなので、

展示が終わり次第、地元の神社でお焚き上げしていただく予定です」と。

作品たちへ対する理子さんの感謝の気持ちが

伝わってきますよね。

素敵です。

理子さんは、

今後もさまざまなお仕事があるようです。^^

近いうちに都内でも、作品を見られそうなので楽しみです。

今回の広島訪問、

理子さんの展示の他に、

広島市現代美術館宮島と訪ねたのですが、

どれもみな、良いタイミングで良い経験をすることができ、

1泊2日でも、大満足の旅行となりました。

これから、より楽しくお仕事できそうです。^^

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