こんにちは。
クチュールジュエリーブランド
『churie ~チュリエ~』 デザイナーのkoyukiです。
前回のブログで、
『結婚ラッシュ』のお話をしたところ、
知人や友人からも、
「私の周りも多いの。」という話を何件か聞きました。
2012年は、結婚される方が多いのかもしれませんねー。^^
さて、本日は
こちらは、→
私がNew Yorkに住んでいた頃に、
骨董品店で見つけたビーズです。
実は、はじめからこのような状態ではなく、
幅が約25cm、高さ15cm、マチが10cm という
直方体のパーティバックとして店頭に並んでいました。
大きさがアメリカンサイズ(?)で、
私の体型とのバランスが良くなく、
パーティバックとしての利用はできないと思ったのですが、 ^^;
全面にびっしりと編みこまれたビーズの
光沢のある茶色というか錆色(さびいろ)にも見える色合いに
一目惚れをし、購入してしまいました。
店主曰く、
このバックは、90年前のものだとのこと。
よく骨董品のことを
”ヴィンテージ”や“アンティーク”という言葉で表現しますが、
100年未満のもの → ヴィンテージ
100年以上前のもの → アンティーク
として、表記されているところが多いと言われていますから、
当時、私が購入したパーティバックは、“ヴィンテージもの” ということですね。
パーティバックとしての利用は全く考えていなかったので、
帰宅後、すぐにバックの解体をはじめました。
作業を始めて驚いたのは、
1mm弱の小さなビーズが1つ1つ丁寧に編みこまれていたことです。
現代であれば、
糸の通ったビーズをミシンで縫いつけている方法のものがほとんどですが、
やはり、90年前のもの。
かぎ針で編み上げられたビーズが、手縫いで丁寧に布地縫い付けられていました。
昔の縫製技術に感心しながらも、容赦なく解体し、(笑)
何時間もかけてビーズを全て取り外したことを
今でも鮮明に覚えています。
全て大きさや形が異なっているところも魅力的です。
1粒だけでも存在感のあるこのビーズはその後、
当時通っていたオートクチュール技術学校での、
コサージュや手袋、帽子作りの際の
装飾として使いました。
こちらの瓶に入った残りのビーズは、
churieジュエリーの中で活用しています。
画像内で見つけていただくのは難しいかもしれませんが、
このビーズの有り無しで、
ネックレスの印象が全く異なって見え、
小さいながらも
存在感が大きいことに改めて驚いています。
churieのお客さまの中にもファンの方が多く、
誂える際に必ず用いてくださる方も。^^
このヴィンテージビーズ、
私が購入してから、今年で12年が経ちます。
ヴィンテージビーズから“アンティークビーズ” へ表現が変わり、
今まで以上に魅力が増してきたような感じがします。
昔の良きものを大切にしながらデザインし、
新しいものをこれからも生み出していけたらいいなと思っています。
この“アンティークビーズ”は、
アトリエにていつでもご覧いただけますので、
ご興味のある方は、お気軽に仰ってくださいね。
churieジュエリーのカウンセリングの流れなどは、
こちらでご確認いただけます。 → ★★★
皆さまにお会いできますことを楽しみにしています。