こんにちは。
クチュールアクセサリーブランド
「Churie~チュリエ」デザイナーのkoyukiです。
ここのところのブログで、
2014秋のトレンドの話が続いているので、
お客様からコーディネートや着こなしについてのご質問をいただくことが多くなりました。
元々、オートクチュールドレスの制作をしていたので、
喜んで助言させていただきます。
先日、
お客さま(T様)が、
お気に入りのジャケットに合わせたネックレスを作られたい。
とアトリエへお越しになりました。
持参されたジャケットを羽織っていただき、イメージを確認したのですが、
ネックレスのデザインを考える前に、先ず、
ジャケットのサイズ調整が必要でした。
なぜなら、
肩幅、身丈のサイズは合っていたのですが、
袖丈が長過ぎたからです。
T様曰く、
「少し長いと感じたのですが、許容範囲内と思いそのまま着ています。」
とのこと。
みなさまもこのような体験をされたことがあるかもしれませんね。
試しに、
待ち針で留め、1.5cm短くし、再びご試着いただくと、
「やっぱり、サイズが合っている方がしっくりきますね。」
とのご感想でした。
その後、
ジャケットをどのようなイメージで着こなされたいかを伺うと、
・スーツとしてでなく、さまざまなデザインのスカートやパンツに合わせて羽織りたい
・かしこまった感じではなく、カジュアルな装いの時にきちんと感がプラスされるような装いにしたい
ということでしたので、
今度は、さらに短く、
手首のくるぶしが見える程に袖を詰め、ご試着いただきました。
すると、
「同じジャケットなのに、手首が見えるだけで上半身がスッキリして見え、
なんだか洗練されたイメージになりますね!」
というご感想になりました。
特にジャケットに関しては、
袖丈によって印象がかなり変わります。
基準となるのが手のくるぶしの位置です。
くるぶしを出すか出さないかは、
どのように着こなしたいかによって判断します。
ビジネスシーンでのご着用が多い場合は、
くるぶしが見えるか見えないかのラインにし、
また、インナーに合わせるブラウスなどの袖丈とのバランスを考えた長さにします。
今回のT様の場合は、
上記の着こなしたいイメージに加え、
ジャケットの素材がツイードで厚手だったこと、
袖が細みだったこと
を考慮し、
くるぶしが見えるくらいの短めをご提案し、
ジャケットのリフォームをお薦めしました。
サイズをぴったりさせたことで、
上半身の印象が軽やかになり、洗練されたイメージを作り出すことができます。
それにより、ジャケットにカジュアル感がプラスされるので、
デニムやコットンパンツなどとの相性がよくなり、
コーディネートの幅が広がります。
私も先日、ツイードのジャケットを購入したのですが、
既成サイズでは袖が長かったので、
袖を9cm詰めました。
身に着けるものは全て、サイズ感が大切です。
先ずは、土台となる洋服のバランスを整える。
そして、
ネックレスのデザインを考えるとさらにお洒落度がアップしますので、
皆さまもまずは、
手持ちのお洋服の「サイズ感」を確認されてみてください。
ご自分の「サイズ感」について、
詳しくお知りになりたい方は、カウンセリング時にお気軽にご質問くださいね。