こんにちは。
クチュールアクセサリーブランド
『churie ~チュリエ~』 デザイナーのkoyukiです。
関東もいよいよ梅雨のシーズンになりましたね。
前回のブログの冒頭で、
傘のメンテナンスことをご紹介しましたら、
思いがけず多くの反響を頂き、驚きました。^^
さて本日は、『漆器』のお話です。
高円寺の「三つ豆」というギャラリーで、
先週末、
という二人展が開催されていたのでお邪魔してきました。
今回は、
朱緋紅屋の桜居せいこさん(つまみ細工)と
中野下漆器店の綿引千絵さん(漆器)の展示でした。
展示風景です。
展示期間の後半に伺ったもので、
すでに品薄になっていました・・・ ^^;
つまみ細工の桜居さんにはお会いできなかったのですが、
手の込んだ可愛らしいものばかり。
漆器の上に置くと
まるで和菓子のようですよね。
つまみ細工は、
ワークショップも開催されているようです。
漆作家の綿引さんとは、
こちらの本をきっかけに親しくさせていただいています。^^
綿引さんが、今回出展されていたものは、漆皮(しっぴ)作品。
漆皮・・・、聞きなれない言葉ですよね。
漆を塗る前の本体部分に 『牛革』 を用いた作品のことで、
牛革を用いることにより、
通常の漆器に使われる木地では難しいとされる
曲げる、折る、切る、貼る、編む・・・などが自在に出来る為、
器の用途に合わせさまざまなデザインを生み出せることが魅力だそう。
また、今回は、赤や黒以外に
シルバー色の器もあり、
今までの漆器のイメージにない、
シックでモダンな色合の作品が展示されていて素敵でした。
言葉で説明するよりも画像をご覧いただいた方がいいですね。^^
綿引さんの作品はこちらです。
左から、角皿、ひょうたん型のお皿、小皿
また、食器以外には、
花瓶やピルケースもありました。
そして、この様なものも。 ↓
何に使うものか分かりますか?
こちらは、ソープディッシュなのです。
一枚の革の中央に切り込みを入れ、サイドを折り曲げたデザイン。
牛革だからできる形ですね。
また牛革は、漆を吸い込むので、
仕上がりのサイズがさまざまになるのも面白いところだそうです。
ひとつひとつ丁寧に作り上げられた作品は、
漆を塗った刷毛の筋の風合いや、
仕上げの際の磨き具合によるつやの出方の違いなど
見れば見るほど、漆器ごとに違う表情を見つけることができ楽しいです。
シルバーの漆器に惹かれ、
上記画像の小皿をひとつ購入しました。 ^^
こちらが作家の綿引さんです。
普段は、
とってもピュアで可愛らしい方ですが、
漆の話になると熱く語ってくださる
まさに“職人”といった素敵な方です。^^
綿引さんの漆器&漆皮作品は
こちらからご覧いただけますので、
「ぬりもの ~綿引千絵の普段使いのうるしの器と小物~」
ご興味のある方はチェックされてみてくださいね。
千絵さん、展示会お疲れさまでした~♪
お越しくださいましてありがとうございました!
千絵さん、koyukiさんからのアドバイスがすごくうれしく心強いって^^
これからも、わたし共々よろしくお願いしまーす^^
◇chapaさん◇
展示、楽しませていただきました~♪
やっぱり、手に込んだ作品はいいですよね。
今回の二人展、chapaさんのセレクト、さすがだなと思いました。^^
千絵さん、そんな風に仰ってくださっていたのすか?
私は「こんな形の漆器があったらいいなー」と伝えているだけなのですが^^;
でも、嬉しいです。
chapaさんのお陰で素敵なご縁を頂くことができ、感謝しております。
こちらこそ、これからもどうぞ宜しくお願いいたしまーす♪
koyukiさん、chapaさんとの出会い、私にとって大きいです!!ご縁に感謝、何度も申しますが、本当にこの一言です。
漆を始めた動機が、「日本(文化)が今も日本であるように」というようなことでしたので、私の作りたいものも、実は「日本らしさ」「漆っぽさ」が感じられるものなんです。
でも今回、koyukiさんやみなさまには、奇しくも「漆っぽすぎない」「‘いかにも和’でない」というところに好感を持っていただけました。
それは、「昔の日本」ではなくて「今の日本」の漆でありたい、といつも意識しているからなのかなーと、うれしく思いました。
シルバーの表現も、昔からあったものなのですが、自分なりの用い方をすることで、モダンと受け取ってもらえたなら、私のモクロミ的中と言えるでしょうか…。
これからも自然に取り入れたくなるもの、模索してゆきますね!
◇chieさん◇
chieさん、コメントをくださりありがとうございます。
私もchieさんと出会えたことで、新しい世界を知ることができ、とても楽しませていただいています。^^
chieさんの作品は、「今の日本」に合うと思いますし、chieさんの思い描いていらっしゃる
「漆器を日常生活に取り入れていただく」
という思いも、多くの方に受けいれていただけると思いますよー!
これから益々のご活躍楽しみにしています♪