こんにちは。
誂えアクセサリー小物ブランド
『churie ~チュリエ~』 デザイナーのkoyukiです。
先日、
携帯に見覚えのない電話番号から連絡が入り、出てみると
「koyukiさん、元気、New Yorkのayaです~
今、仕事で日本に一時帰国してるの」
電話をかけてきたayaさんは、
私のNew Yorkでの仕事の最後のお客さま。
約5年前、
彼女からウェディングドレスの注文をいただいてからのお付き合いです。
当時、理想のドレスがみつからない・・・
と悩んでいる彼女のことを聞きつけた友人が
オートクチュールドレスを制作していた私のことを紹介してくれました。
彼女は日本の美しいものをこよなく愛する方で
ご自分の結婚式にも日本のものを取り入れたいということでした。
ayaさんが持ってこられたのは、いくつかの帯。
二人のイメージが一致するまで何度も打ち合わせを重ね、
金糸銀糸で織り上げられた品のある華やかな帯をドレスに使うことにしました。
デザインは、シンプルなラインに。
帯の美しさを活かすため背中の高い位置から、
トレイン(ドレスの後ろに長く引く裾)風に垂らすことに。
トレインをたくし上げれば、
ダンスタイム用に華やかになるようデザインしました。
(アメリカの結婚式では、ファーストダンスといって
新郎新婦が結婚後の初めてのダンスを招待客の前で披露するので、
裾の長いドレスは、たくし上げなければなりません。)
そして、もう一つayaさんからのご注文。
「母の作ったものを身につけたいのです。」 でした。
お話を伺ってみると、とってもお器用なお母さまのようでしたので、
組み紐を組んでいただき、
ドレスに合う『帯締め』を作って頂きました。
そして完成したドレスがこちら→
こちらの写真、
NHK出版の『おしゃれ工房』という雑誌
に掲載された時のものです。
2005年1月に、『手芸ワールドトピック』という特集で
取材をしていただいたときのもの。
お母さまに組んでいただいた組み紐は、
トレイン風の帯の飾りと、
トップスとスカートの切り替えし部分にはさみこみました。
ニューヨーク州ロングアイランドにあるハンプトンという
高級避暑地でのウェディングパーティは、
夕日を背景にした式やJAZZの生演奏、
ダンスタイムがあったりと
まるで映画を観ているようでした。
自分が制作をしたドレスを
実際の式で花嫁さんが着ている姿を観ることができて
本当に幸せです。
ayaさんやご主人のご友人さまは
アメリカ人だけでなく、世界各国から国際色豊かな方が多くいらしていたので、
日本の帯アレンジをお楽しみいただけたようです。
ayaさん、今頃New Yorkへお戻りですね。
次回は、私がそちらへ参りますね。
決めました!!
koyukiさんにデザインしてもらったドレスを着て
tomokoさんのブーケを持って
saboさんがガーデニングしたお庭で結婚式をします。
言葉にすれば叶うっていうもんね。
ホント素敵なドレスです。
◇yukoさん◇
素敵~ですね~!
そうです!言葉にして、強く想えは願いは叶う!っていいますよね。
yukoさんからオーダーを頂く日を楽しみにしています。^^
うわ~、何て素敵なんでしょう♪
日本の帯と帯締めがウェディングドレスに組み込むことが出来るなんて、
初めて耳にしました。
シンプルなドレスに、帯が映えますね☆
とっても素敵です。
私はもうウェディングドレスを着る機会がないと思いますが(そう願いたい!)、
あと10歳若かったらKoyukiさんのお世話になりたかったなぁ...
◇きょんさん◇
コメントありがとうございます^^
オートクチュールのドレスはお客さまのご希望を形にすることができるので、お客さまも作り手も満足度の高いものができあがるんですよねー。
きょんさんは、ドイツで挙式をされたのですか?
あ~なんだか素敵そう~♪機会があったらお写真みせてくださ~い^^