手をみて学ぶ。

こんにちは。

誂えアクセサリー小物ブランド

『churie ~チュリエ~ デザイナkoyukiです。

 

 

今日、ウェディング関係の資料を探していると、

New Yorkで通っていたオートクチュール技術を学んだ学校での課題作品が出てきました。^^

 

「あ~、、作った作ったこれ」

「あ~、、ここの部分、叱られたよな~」

「あ~、、この刺繍、、1ヶ月近くかかったっけ。。」

などなど、ブツブツと独り言を話していました。(笑)

 

そのオートクチュールの学校は、 テキストもなく 黒板もない 学校でした。

先生が授業の前半に実演をして見せ、それを真似て私たちも作品を作るというスタイル。

 

実演は、1回のみ。よほどのことがない限り、繰り返してくれません。

               (フランス人のお婆ちゃん先生で、とぉっても厳しい方でした。^^;)

 

メモを取りながらだと、先生の手の動きを見ることができないので、

実演の最中は、かじりつくように先生の手を見て、

実習に入ると忘れないように、作ってはメモを取りの繰り返し。

3時間の授業の後は、いつもヘトヘトになって帰宅したことを覚えています。

 

先生の

右左10本の指がそれぞれ、どのような動きをするか。

手を見ることで、布の扱い方や、糸の引き加減など、

               文字では学べないもの  

                         をたくさん教わることができました。

 

 

『手をみて学ぶ』 

 

 

といえば、

今、お稽古で通っている日本料理の先生も同じスタイル。

 

生徒は座って、先生の実演を見ているだけ。

 

メモをとろうとすると、

「見ていることが大切なんですよ。

お料理の 手際を見ること、 食材の扱い方を学ぶこと も大切なのですよ。」

と優しく注意をしてくださいます。

                 (日本料理の先生は、本当にお優しいのです。^^)

 

どんな分野でも、プロの方の “手” の動きは、見ているだけで学べることがたくさんあります。

みんな同じ “手” を持っているのに、使い方が違う。

 

“手”に注目をしてみると、いろいろと面白いかもしれませんね。 ^^