こんにちは。
誂えアクセサリー小物ブランド
『churie ~チュリエ~』 デザイナーのkoyukiです。
今日の日中は、とても暖かく、ゆっくりと時間がながれているような気がいたしました。
もう春ですね。^^
先ほど、手帳をぱらぱらと捲っておりました。
この手帳。
日常で、心に留まった言葉を、書き留めている手帳。
今日のタイトルの
『自然が許してくださらない。』
この言葉をお話になっていらしたのは、
つむぎ織りの重要無形文化財(人間国宝)でもあり、
植物染料を用いた染色をおこなう染色家でもあられる、
志村ふくみさん。
草木の声を聞きながら自然に寄り添い作品制作をされている方。
現在、82歳。 現役作家です。
草木染というと、落ち着きのあるくすんだ色目の染めをご想像される方が多いと思われますが、
志村ふくみさんの作品には、とても鮮やかで神秘的な色のものが多くあります。
自然の中から頂く色。
その時の気候や、採取させていただいた時期・場所などによって、色の現れ方は違い、
自分の想像している色を出すことは、本当に難しいそうです。
「誠心誠意、自然に対して思いを寄せていても、
その時の“心の色”が出てしまう」
と以前、志村さんが何かの対談でおっしゃっていました。
『思い通りの色に染め上がることを、
なかなか自然が許してくださらないのです』 とも。
半世紀近く、
染色に関わってこられている志村ふくみさんでも、そう思われてしまうそうです。
とても奥が深い、お言葉だなと思い、書き留めました。
私は染色の経験は、ほとんどありませんが、
ものづくりをする上でも、作品に“心の色”が現れたり、
使用する天然石の“色”との出会いも、何か自然との巡り会わせがあるのではないか?
と感じています。
新しい経験を積み、その経験から感じたことや刺激を受けたことが
作品に現れ、
素敵な色をもつ天然石との出会いも、
何か、日ごろの自然へ対する敬意のようなものが関係するのかもしれない
と、志村さんのお言葉を通して、考えるようになりました。
ですから、作品づくりは真剣勝負!
勝負!といってしまうと、何だか硬い感じがしてしまますが、
作品は、自分の分身でもあり、心のありのままが表現されてしまいます。
日々の生活のなかで、
いろいろなものに触れ、感性を磨いていけたらいいなと思っております。
そして、
カウンセリングを通して、お客さまからも刺激を頂き、
すてきな天然石をもちいて、
“ お客様の魅力を引き出すデザイン ”
をご提案させて頂きたいと思っております。
今月下旬には、新しい素材の入荷予定がございます。
またブログで、ご紹介させていただきますね。
お楽しみに♪
先週「日曜美術館」で志村さんの特集がされていて思わず見入ってしまいました。本当に自然と対話され、自然を見事に布に写し取っている作品にただただ感嘆でした。koyukiさんの新作も楽しみにしてます♪
miumiuさん、こんにちは。コメントありがとうございました!
“本当に自然と対話され・・・”
そう!自然と心が通じ合っているというか、言葉では表すことのできない、何かで対話をされているのでしょうね。
志村さんのお言葉にも作品にも感嘆いたしました。
私の新作・・・、、もっと練り直さなければ。。^^;
chapaさん、こんにちは。コメントありがとうございました!
自然の偉大さを改めて感じたと同時に、私たち人間が忘れかけていることがある、ということも気付きました。
chapaさんも天然石お好きなのですね。^^
私は天然石のパワーなどについては詳しくないのですが、お似合いになる天然石をお客さまにお薦めすると、それがお客さまが求めていたパワーだった。 ということがよくあります。^^不思議ですね。
私もchapaさんにお会い出来ること、楽しみにしています。