こんにちは。
クチュールアクセサリーブランド
『churie~チュリエ~』デザイナーのkoyukiです。
今日は私事になってしまいますが、
ひとつご報告させていただきます。
先週末、祖母が亡くなりました。
102歳という大往生でした。
足が不自由だった以外は健康だったのですが、
3ヶ月前の転倒をきっかけに、
身体が弱ってしまいました。
といっても、
頭はしっかりしていたので、
亡くなる直前まで私達家族を
優しい笑顔と年齢を感じさせないユーモアセンスで
楽しませてくれました。
100歳を迎えたとき、
市が表彰をしてくださるとのことで、
市役所の方が賞状と記念品を持ってきてくださったのですが、
「テレビの取材はないのですか?」
とまじめな顔で質問したり、
曾孫を抱きながら、
「この子が成人するのを見たいわ」
と、、120歳越えを目指す発言をしていたりと
祖母の前向きに楽しく生きている姿から
こちらがパワーをもらっていました。
また、いつ訪ねて行っても
身なりがきちんと整えられていて、
洋服のコーディネイトもとても上手で、
いくつになっても女性であるということを忘れない祖母でした。
そんな祖母から、
たくさんの思い出と共に
楽しく生きるコツを教えてもらったような気がします。
そして、
祖母が亡くなって、
葬儀の準備をしていると
母が
「これは、お祖母ちゃんが準備していた着物」
と持ってきたものは、
祖母自らが自分の為に仕立てた着物でした。
和裁が得意だということは知っていましたが、
自分の最期の旅立ちの衣装を自ら仕立てていたなんて!
驚きました。
肌襦袢から全て揃っていました。
その祖母のこだわり 格好いい! ですよね。^^
明治生まれの祖母が生きた1世紀の出来事や
祖母が考えていたことなど、
今になってみると、
もっともっといろいろ聞いておけばよかったと
残念に思います。
祖母の最期の表情、
口が少し開いていて、口角が上がっているので
笑っているように見えました。
きっと自分の人生を振り返り
「これで満足」 と納得して、
眠るように息を引き取ったのではないかなと思います。
お祖母ちゃん、
最期に素敵な笑顔をプレゼントしてくれて
どうもありがとう。
私達家族は幸せです。