40年の眠りから覚めた石

こんにちは。

クチュールアクセサリーブランド

『churie ~チュリエ~』 デザイナーのkoyukiです。

先日、

いつもchurieをご贔屓くださっている素敵なマダム

Kさまから

「独身時代にアフリカのコンゴお土産でいただいた天然石があるのだけど、

churieさんでリメイクできないかしら?」

とご相談をいただきました。

「石の名前は忘れてしまったのだけど、

緑の色がきつすぎて、当時の私には似合わなかったの。

でも、churieさんなら上手くアレンジしてくださると思って持ってきてみました。」

その石は、

とても鮮やかな緑色で、濃い緑の縞があり、

模様の感じからも「マラカイト」かもしれないと思いました。

M_3

マラカイトはこちらのように→

模様が孔雀の羽に似ていることから「孔雀石」とも呼ばれています。

原産国もロシアの他に、コンゴも含まれているので

たぶん、当たっているかなと。^^

お持込いただいた石は、

縦7cm、幅1.5cmと縦長のドロップ型をしたペンダントヘッドでした。

Kさまが一番気になさっていたのは、

色目のきつさでしたので、

レース状に編み上げたシルバークロッシェで石を囲み、

緑の見える面積を少なくするデザインにしました。

つるんとした石をワイヤーで囲むのは

滑りやすく、石を固定するのが容易でないのですが、

編み目の大きさを変えたり、ワイヤーの引き締め方を調整しながら、

囲むことができました。

完成したペンダントヘッドがこちらです。K

Kさまに

「もう使うことはない・・・と思っていたものが

自分に似合うようにchurieさんにアレンジしてもらえて嬉しいです。

これを身につけて、頂いた方に会いに行こうと思います。」

と、喜んでいただけました。

40年近く、ジュエリーケースで眠っていた天然石が

新しい形でお客さまに身につけていただき、

また、それをきっかけに人と人とのつながりが生まれることも

とても嬉しく思います。

Kさま、

素敵な石をお持込くださりありがとうございました。

またご感想、お聞かせくださいね。

2 Comments

  1. yuki
    yuki 2010/02/15 at 07:39 .

    ステキです!
    こういう風に周りを囲むのが難しいだろうことは、容易に想像できますね。
    再来週船便の荷物が届くので、洋服を取り出したらkoyukiさんに作っていただいたアクセサリーの出番です。
    この約2ヶ月はオシャレとは遠いところにおりましたので・・・

  2. koyuki
    koyuki 2010/02/15 at 16:59 .

    ◇yukiさん◇
    こんにちは!サンフランシスコでのご様子、ブログで楽しく拝見しています。^^
    船便での荷物、届くまで不便な思いをしたこと、私も思い出しました(笑)
    アクセサリー、またご活用いただけるとのこと嬉しいです♪

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